施術法の基本に太極拳を組み合わせ、それらを融合させることは、実際には施術者を本当に保護するものであり、なんにもしないでお客様に施術を行うと、まず自分を傷つける可能性があり、徐々に自分の体が「空っぽに」なるかもしれません。第二に、お客様に施術を提供する際、エネルギーが不足していると、効果も低下します。そのため、太極拳の技法と拳法を施術に組み込むことで、和やかな内力が絶えずゆっくりと筋肉、経絡、骨髄に浸透し、内臓を調和させ、経絡を通すことで、太極導引術を通じて元気を養い、内臓を調整し、経絡を開通させ、気血を調和させ、本当のリラックスと疲労の緩和が実現します。したがって、太極施術法は哲学であり、芸術であり、また武道でもあると言えます。

１、太極推拿の手法は意志と力を結びつけ、連続的で円滑なものです。操作時、体勢は正しく、胸を広げ、腹筋を緊張させ、自然な呼吸をし、気は丹田に沈み、精神は集中し、意識を通じて呼吸を導き、力を腰と背骨から放射し、両手に形を与え、意識が到達するところに力も到達し、意志、気、力の調和を実現します。動作は自然で滑らかで、力は断続せず連続的に発揮され、力が皮膚を貫通し、ツボや経絡に到達し、手法の切り替えも自然で柔軟で連続性があります。

２、形を守りながら柔軟性と剛性を組み合わせます。手法を実行する際、専念しており、高度に集中しており、心が穏やかで、全身が施術作業に専念しています。同時に、具合に応じて適切な手法を選択し、お客様の反応に応じて力の強弱や動作の速さを調整し、柔軟性と剛性のバランスを取り、最適なリラックス効果を得るために努力します。

３、軽やかで安定感があり、巧みで深い操作を行います。手法を実行する際、様子は軽快で自然であり、急ぎ過ぎず、段階的で整然としています。施術者はリラックスし、身体は円滑で、内部は緩やかで外部は緊張しており、手法を実行する際には巧みで不器用さを隠し、小さな力で大きな影響を生み出すことを目指します。これらの要素は、普通のもみほぐしなどの手法にはないものです。

太極施術法の先生―田中裕の履歴

田中裕、原名：王彪、中国遼寧省黒山県で生まれ、２００６年に帰化して、日本の国籍を取得、青年時代からたくさんの太極拳の達人から教えてもらって、陽式太極拳、陳式太極拳、八段錦、太極剣を学びました。２０１５年に陳式太極拳11代目の伝承者、太極拳名家張世慶（長春太極拳研究会事務総長，温県太極拳伝承人連合会副事務総長，太極ネットの首席武術指導者）に弟子入りして、陈式太極拳12代目の伝承者として承認されました。

１９９３年７月　　東北大学（中国）卒業

１９９５年７月　　遼寧中医薬大学（元遼寧中医学院）中医按摩学科２年課程修了

１９９６年４月　　日本に留学

２００２年9月　　東京外国語大学大学院博士前期課程　修了

２００２年11月　　株式会社コスモスダース　入社

２００５年11月　　帰化、日本国籍を取得

２００６年３月　　　整体院マコトを開業

２０１５年10月　　NPO東洋整体反射療法協会理事に就任、整体師資格を取得

２０１６年６月　　国際太極拳指導員資格を取得

２０１８年５月　　陳式太極拳の第12代の伝承者を承認され